現在、仕事ではIT全般統制等の文書化作業をしている。
実際にSEをしていたのはもう10年近く昔の話なので、具体的な技術はほとんどわからない。でも、基本的な手順は同じであり、違うのはどちらかというと「人」かもしれない。現職のSEに細かな部分のヒアリングをかけて文書化を行うのだが、監査という言葉がちらつくためか、なかなか本音ベースでの話が聞けない場合がある。実際に話など聞かずに文書化してくれれば話は早いのだが、多忙だったり、フロー化するのは苦手なSEがいたりとなかなか大変な作業となる。これと似たような作業は、以前、株式公開を目指した際にも経験したなー、と思っていたらこんな言葉を思い出した。
「やってみせて、言って聞かせて、させてみて、ほめてあげねば人は動かず」
この言葉を最初に聞いたときはけっこうびっくりした。言ったのが、
太平洋戦争時の連合艦隊司令長官・山本五十六だったからだと思う。
中小企業診断士にせよ、内部監査人にせよ、戦略か改善活動かは異なるにせよ、実際に自分が計画したことを人に指導し、やってもらう=動かすこととなることに変わりない。
では、診断士はIPO活動や財務・人事組織戦略を立案しても実行できるのか。内部監査人はIT全般統制の要件をCOBITをベースに、または有価証券報告書の作成を「やってみせる」ことができるのだろうか。仮にできたとしても、人を動かして実現を図るのは困難なことだろう。でも、僕は、この山本五十六の言葉はとても気に入っている。
どの立場であっても、人を動かすのは大変だと思う。
それでも、「自分で実現できる」「やってみせることができる」、そして、言って聞かせ・させてみて・・・。
そんなスタンスを採れるコンサル・監査人を目指してみたい。
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